激貧自組AT互換機をパワーアップする
さて4080円ほどで組み上げてしまったマシンですが、
さすがにPentiumII350、savage4では厳くなってきたので新年も明けた今日この頃PCのパワーアップを施しました。
ちなみにパワーアップ前のスペックは…
マザーボード | Abit BH6 Ver1.1 |
CPU | Intel Pentium2 350MHzリテール |
メモリ | SD-RAM PC100 64MB |
電源 | DELTA 200W |
VGA | Savage4Pro+ 32MB PCI |
サウンド | YAMAHAの正体不明ISA |
LAN | CONTEC C-NET(AT)P2 |
HDD | MAXTOR 9 3073U6 |
ビデオキャプチャ | メルコ MEG-VC1 |
CD-ROM | フィリップス4424CDRW |
といった感じです
もろに98年頃のマシンですね。メモリもマザーもCPUも・・・
さてここから先はどんどんパーツを交換していきます
1、マザーボード
マザーボードですが私はAbit BH6に搭載されている440BXチップセットが好きなのでマザーボードは変更なしです。
P6コアでは815EPが最強かも知れませんが、安定性や搭載メモリーの制限など440BXの方が勝る点も多いです。(ただ440BXはAGPが2Xしか対応してませんが…)
あと最強のP6コアは820@RIMMかも知れませんがこれはメモリーが高いし、SDRAMでは不都合があるので除外です、
VIA のアポロプロも魅力的ではあるのですが、やはり440BXの方が魅力的に感じます
BIOSも最新にUPを施してあります。
2、CPU
CPUですがこれは350MHzでは心もとないので交換します、
といってもFSB100のCPUで交換可能なCPUはPentiumIII 1.1Gが最高ですがPowerLeapのPL-IP3Tとう下駄を用いることにより
TualatinコアのPentiumIIIやCeleronを使用することが可能になります。
ここは当然PentiumIII-S 1.4GHzと行きたいとこですが、なにぶんPentiumIIIは高いので(T-T)
Celeron1.4GHzを選びました。定格では鱈セレの最高クロックである1.4Gですが、実は1.4GHzはオーバークロック耐性
がほとんど無いのでオーバークロックを考えるとCeleron1.4GHzは最高クロックではなくなりますが、
私はせっかく安定志向な440BXを使うので、もっとも安定する定格動作しかさせないつもりなので特に1.4で問題は無いです。
下駄にCeleron1.4を乗せたところです。基盤が緑色なのでRev2.0です
リテールファンを乗せたところです。PL-IP3T付属のファンは取り付けにくそうだたので・・・
肝心の下駄ですが、この下駄結構な値段がします(4000円くらい)安くて手に入れれないかと思っていると
なんと某所で1200円ほどで手に入れることが出来てしまったのです(詳しくはJUNK購入記を御覧ください)
3、FDD
なぜ強化作戦にFDDが必要なのか疑問に思う人もいるかもしれませんが、今までこのマシンにはFDDがついていなかったので
新たにつけることにしました、ミツミの2MODEです中古で1480円でした、
ちなみに今自作機を組み立てる人にはFDDを買わない人も多いかと思いますが、やはりFDDは必要だと思います。
特にNICのドライバなどはFDで提供されるケースも多いですし、文書ファイルやMIDIファイルなどならCD-Rを使うより便利ですし。
MOより安いですし。ほかにもコンピューターがウイルスに犯され最低限のデータだけ退避させたいときも、LANを使って別
のマシンにデータを逃してあげることも可能ですが、ウイルスに犯されたPCをネットワークにつなぐという自殺行為は
あまりお勧めできません。いざというときにFDDやMO、PDは役に立つものです。
見ばえを良くするために5インチFDDもほしいところです
4、ウインドウアクセラレータ
あえてGAとかVGAとかの名称は使いません(ぉ
私は今までS3社のsavage4を使っていました。発色は非常にいいのですが首都高バトルONLINEなど
最近のゲームをするには少々無理が生じます、
と言うわけで私はNVIDIA社のGeForce3Ti200を用いました。GAINWARD製です
赤い基盤がかっこ(・∀・)イイ!!です
最新ならGeforce4TI4600などにするべきですが、もともと440BXはAGP 2Xまでしか対応していませんし
まだまだ高いです。3Ti200なら中古で9800円でしたのでこれくらいが私にはちょうどいいでしょう。
あとMATROX やRadeonは魅力的ではありますが割高なので今回は見送りました。
本当はSavageXPをつけてみたかったのですが、どこに行ってしまったのやら
S3はDirectX9に対応した新たなグラフィックチップを出すようですが…
今後に期待です。
5、ハードディスクインターフェス
440BXについているIDEインターフェースはATA33までしか対応していません。
しかし私の使っているMAXTORの30GBはATA66対応です。
と言うわけでI Wish社のATA66ボードを追加しました・・・
これはじゃんぱらで191円だったものです。
と言うわけでATA66にしてみたものの
ベンチマークをとってもほとんど速度が変わりませんでした。(5400rpmだからかな)
と言うわけでとりあえずは無駄なリソース食わせるのもアレなのでとりあえず外しておきます、
場合によってはさしたりつけたりすることになりそうです。
6、メモリ
メモリですが、以前は192MB(64MB+128MB)でしたが
Windows2000を使うにおいてはこれでは少々容量不足は否めません。
と言うわけで今回は
64MB+256MBにしました
64はPC100のMELCO製 256PC100 CL2のPLUSS製です
MELCO製は非常に安心ですがPLUSS製は相性が激しくうまく動いてくれるか不安でしたが安定動作してくれています、
7、光ディスクドライブ
光ディスクドライブ・・・CD-ROMやDVD-ROMのことですが、私は今まではMITUMI CD-4804TE
を使っていました、このドライブは非常に静かで安定していて気に入っていたのですが。
CD-R書き込み4倍速までしか対応していないのでデータ-CDやVCDを焼くときは速度不足甚だしいです。
と言うわけで今回はおもいきってDVD-Rの導入に踏み切りました。
MELCO DVR-21FBです。ドライブは東芝のSD-R5002が入っています。
このドライブはDVD-R書き込み2倍 DVD-RW書き込み等倍のほかに
CD-R書き込み 16倍速 CD-RW書き込み10倍速
CD-ROM読み込み40倍速 CD-ROM40倍速
に対応している、万能なドライブでこれが19980円と2万円切っていたので
購入に踏み切りました。このドライブは台湾メディアの情報ももっているので安物のDVD-Rが使用できます。
PanasonicのDVD-RAM/RのLF-D321JDと悩みましたがこちらの方が2倍速対応で安かったのでこっちを選びました。
ただ今でもRAMにはあこがれているのでそのうちLF-531JDを数年後買っているかも知れません(ぉ
8、ビデオキャプチャ
今まで私はメルコのMEG-VC1を使っていました、これはMPEG1でVCDを作るにはかなりいいボードですが、
DVD-Rドライブを手にしてしまうとどうしてもハードウェアMPEG2キャプチャーボードがほしくなってしまいます。
と言うわけで、何かいい製品がないかと近くのハードオフに行って見ると…
いい具合にキャプチャーがでてました(ぉ
その製品はIOデータ機器のGV-MPEG2/PCIです。
これは10MbpsまでのハードウェアMPEG2キャプチャ(ちなみにMPEG1ではソフトエンコードになります)に対応した
ボードでライバルのメルコMEG-VC2には無かったVBRにも対応しています。
しかもこのボードキャプチャしたビデオファイルを逆に出力することも可能です、
この機能はなかなかほかのボードには無いです。
GeForceTi200のTV-OUTを使うよりは圧倒的にいいです。
もちろんハードウェアですのでCeleron1.4でも余裕でキャプチャできますし、
CMカット等簡単な編集も再エンコードなしに行えるので簡単にDVDビデオが製作出来ます。(ただオーサリングが面倒ですが…)
といいことばかり書いてしまいましたが、このボード ドライバ類に結構難があります。
安定して使えるようにするにはいったんWindows再インストールする羽目になりました。
ただ一度安定させてしまえばこのボードはなかなかいいと思います。(MTV2000には負けてしまうかもしれませんが
3D Y/C分離ならわざわざボードで行わなくてもHV-V700が使えますし)
9、NIC
NICですが今まではISAバスのを使っていました、しかしISAでは10BASEしか出ないので遅いです。
LANでのドライブ共有などには適しません。
と言うわけでメルコの100M対応のLGY-PCI-TXLが300円ほどで売られていたのでこれに購入しました。
300円ですが快適に動いています。
10、サウンド
サウンドも金銭に余裕があれば同軸デジタル出力のついたサウンドモードに買い換えたいところですが、
予算の都合上。今まで通り、ISAの謎の300円サウンドボードを使うことにします。
といろいろパワーアップした結果このような結果になりました。
マザーボード | Abit BH6 Ver1.1 |
CPU | Intel Celeron1.4GHz@PowerLeap PL-IP3/T Rev2.0 |
メモリ | SD-RAM PC100 320MB |
電源 | N/B 300W |
VGA | NDIVIA GeForce3Ti200 DDR 64MB AGP |
サウンド | YAMAHAの正体不明ISA |
LAN | MELCO LGY-PCI-TXL |
HDD | MAXTOR 9 3073U6 |
ビデオキャプチャ | IO DATA GV-MPEG2/PCI |
CD-R DVD-R | フィリップス4424CDRW (MITUMI CR-4804TE)
MELCO DVR-21FB (東芝 SD-R5002) |
これならあと2年は使えそうです、
やはりAT互換機は高速さが命ですね。
さて次はおなじみのベンチマークです
HDBENCH 3.40です。HDDがしょぼいですね
つづいて3DMARK2001SEとFFベンチです。
440BXでもそれなりには出るんですね。ここまで性能が上がったので十分使い倒せると思います。