PC-9821Xv20を修理する!

(重大追記・修正2021.5.16最後をご覧ください)

いつもお世話になっている愛機Xv20ですが、何故かウィンドウズが↑の写真の画面のまま起動が止まってしまうという現象に見舞われました。

あれこれ原因を考えてみて、最初はIntelsatかと思い設定を消しましたが相変わらず変わりませんでした。
これはもう再セットアップしかないと思いましたが、つい最近再セットアップはしたばっかりなのでソフト的な故障はあまり考えられませんでした。

ふと以前VRMを間違って抜いた状態で起動させたときこのような状態になったことを思い出し・・・

「まさか、VRMが原因じゃないだろうな〜〜」

と思いつつVRMをはずしてみました。

一見何も問題も起きていないと思いますが・・・

よく見ると・・・

どうやらこの大型コンデンサが吹いているようです。このまま修理してもいいのですが、じつはこのVRM…

電圧降下機能を持たないダミーなVRM(2021.5修正)なので結局は不必要なのです。

マザーボードにジャンパしてVRMを使用しないに設定すれば抜いたままでもなんら問題はありません。

ジャンパの位置は…

CPUの右側(CD-ROM側にある)8つのジャンパを全てショートです。

2021.5追記)ジャンパでショートさせた場合は必ずVRMを抜いた状態にして下さい

ジャンパして恐る恐る起動させると問題なくWindowsが動きました。

これにて一件落着です。

重大追記(訂正)

公開した当時はおそらく2002年だったとおもいます。
すでにPC-9821Xv20も手放してしまいましたがこの記事の記載に誤りがありました。
記事中の写真でもわかるとおりVRMはPUD70という型式のモノが使われておりました。
これはVcore3.52Vを要求するクラシックPentium用のもので実際に3.52Vを出力する機能があり、
決してダミーではないとのことです。

PC-9821Xt13などの一部では実際にダミーのVRMが挿入されていたこともあったようですが、
PC-9821XaやXvの/W型式のモノに搭載されていたものはれっきとしたVRMだったそうです。
しかしクラペンでVcore3.52Vのタイプは133MHzや200MHzのごく一部のものしかなかったそうで
今になって思えはCPUも取っておけば良かったと思っています。

なぜ、令和にもなり世間がコロナウイルスで持ち切りの今このような情報が手に入ったかというと
エマティさんのホームページ
の掲示板で今年入ったころから
Socekt7のVRMが話題になっており、まりもさんリンクの記事にまとめられて公開されました。

改めて見ると当時の認識が誤っていたことがわかり、ここに訂正することができました。
最近YoutubeでPC-98などレトロパソコンを扱う人も出てきたところでひょっとしたら
この記事も誰かの目に止まるかもしれませんので良かったです。

それにしても今に至るまでエマティさんやまりもさんといった方がPC-98への情熱を絶やさず
こうやって有益な情報を公開してくださることは本当に感謝しかありません。
2002年、19年前の当時の自分はまだ幼く先人の方の偉大さがよくわかっていませんでしたが
大人になった今、当時から今に至るまでPC-98を愛してきた方の偉大さがよくわかるようになってきました。

「どるこむ」もなくなってしまいましたが、PC-98愛好家の端くれとして私もPC-98に有益な事が今後できたらいいなと思っております。

 

 

 

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