KEIAN製 KT-S550-12Aの修理

2年ほど前に買った格安の電源の修理をします。

3000円くらいと安いワリに音も静かで気に入ってたんですけどね

起動があやしくなってきました。

ちなみにまだ現行品のようですね

カバーを空けてみますが、中身はかなりあっさりとしています。

持った感じの重さから想像はできていましたが

 

この電源にはCaniconというメーカーのコンデンサが多くつかわれていましたが

一個だけ明らかに銘柄違うコンデンサだけ防爆弁から電解液がふきだしていました。

早速とりだしてみますと

写真のようにこのコンデンサだけ

Sapconというメーカーの製品でした。

いろいろググったりもしてみましたが詳細は分からず

105度で低ESR品のようですが

表側にも耐圧と容量が書いてあるだけで、特に型式などはないので詳細は分かりませんね。
早速交換といきたいのですが

16Vで2200uFのφ10というサイズだとなかなか大須ではみつからず

φ12.5のKZEとかHVとかならネットで容易に手に入るのでそっちに手を出してもよかったのですが

いろいろ探した結果OSTのコンデンサがちょうど売ってたのでこれにすることに

RLPというグレードです。

ちなみにコンデンサでOST製の新品を買うのはこれがはじめて

まあ、今は台湾製でもTEAPOとかOSTなら無名メーカーよりは幾分マシでしょう。

交換はいつもどおりといいますか、ハンダこてでハンダを溶かし、少しずつ抜き取る方法です。

吸い取り器や吸い取り線を使うのも手ですが、今回は裏側に乗ってるハンダの量がおおかったので溶かして動かす作戦です。

写真はわかりにくいですが交換後

組みなおしたところ無事動作するようになりました。

3000円クラスにしてはパフォーマンスもよく

他のCanicon製コンデンサは特に問題なかっただけに惜しいですね。

なぜ16V2200uFの1本だけ他メーカーにしたのでしょうか悔やまれるところです

結構なロングセラーなようなのでひょっとしたらロットによって改善されてるのかもしれませんが

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